「主婦が取るなら医療事務」と言われるほど、医療事務は主婦・ママ層に人気の資格・職種です。しかし「なぜ主婦に向いているのか」「子育て中でも取れるのか」の具体的な理由がわからない方も多いです。
この記事では、医療事務が主婦に人気の理由・育児中でも取得しやすい理由・実際の働き方を解説します。
医療事務が主婦に人気の5つの理由
理由1:全国どこでも求人がある
医療機関は全国に存在するため、引っ越し後も同じスキルで仕事を続けられます。夫の転勤や自分の実家への引越しがあっても、キャリアを途切れさせずに働き続けられる点が評価されています。
「子どもが成長したら働きたい」「地元に戻って働きたい」という方にとって、場所を選ばずに活用できるスキルは大きなメリットです。
理由2:パート・時短勤務の求人が多い
医療機関の多くでパートタイムの採用が行われており、育児や家事と両立しやすい働き方が可能です。クリニックの場合、診療時間が限られているため、短時間勤務の求人が多い傾向にあります。
午前診療のみ(9時〜13時)・週3日勤務など、子どもの学校の時間に合わせた働き方を選べるケースが多いとされています。
理由3:ブランクがあっても復職しやすい
育児や介護でブランクがあっても、資格を持っていることで「医療事務の知識がある」と客観的に証明できます。ブランク後の復職を目指す主婦にとって、資格が「就職活動での武器」になるとされています。
医療機関の採用担当者の間でも、「資格があるブランク有りの方」と「資格なしの未経験者」では、前者を優先するケースが多いとされています。
理由4:景気に左右されない安定性
医療機関は不況でも需要がなくなりません。リーマンショックや新型コロナウイルスの影響でさまざまな業種の雇用が揺れた中でも、医療事務の求人は比較的安定していたとされています。
長期的に安定した職場環境を求める方にとって、医療業界での就業は安心感があります。
理由5:資格取得の難易度が手頃
医療事務の代表的な資格(メディカルクラーク・医療事務認定実務者試験)は、合格率60〜70%前後で、学習期間の目安は3〜5ヶ月程度です。
医療系の難関国家資格と比べると取り組みやすく、育児の合間のスキマ時間を活用した学習で合格した方も多くいます。
子育て中でも資格取得できる理由
毎月受験できる試験がある
「医療事務認定実務者試験」は毎月受験可能で、子どもの体調不良や行事と重なって受験できなかった場合も、翌月に振り替えることができます。
試験日が年1〜2回しかない資格と違い、自分のペースで受験タイミングを調整できる点が、育児中の方に向いています。
通信講座でスキマ時間に学習できる
医療事務の通信講座はスマートフォン・タブレットで受講できるものも増えており、子どもの昼寝中・通園バス待ち・就寝後などのスキマ時間を活用した学習が可能です。
通学の必要がないため、「子どもが小さくて外出が難しい」という状況でも自宅で学習を進められます。
子どもが保育園・幼稚園に通い始めてから集中できる
子どもが園に通い始めると、1日3〜6時間程度の自由時間が生まれます。この時間を学習に充てることで、より効率的に資格取得を目指せます。
実際の働き方と収入の目安
パート・時短勤務の収入目安
| 勤務スタイル | 時給目安 | 月収目安 |
|---|---|---|
| 週3日・1日5時間 | 950〜1,200円 | 57,000〜72,000円 |
| 週4日・1日6時間 | 950〜1,200円 | 91,000〜115,000円 |
| 週5日・フルタイム | 950〜1,300円 | 160,000〜220,000円 |
医療事務のパート時給は地域によって異なりますが、一般的な事務職と同程度かやや高めの傾向にあります。資格保有者は資格手当(月数千円程度)が支給される医療機関もあります。
扶養範囲内で働く場合
配偶者の扶養範囲内(103万円・106万円・130万円の壁)を意識しながら働きたい場合、週3〜4日のパートで調整することが可能です。医療事務の求人はパートタイムの割合が高いため、扶養内で働ける案件も多くあります。
主婦が医療事務を始める際の注意点
レセプト業務のプレッシャーがある
月初めはレセプト(診療報酬明細書)の提出締め切りがあり、残業や繁忙期が生じることがあります。繁忙期の残業が育児との両立に影響することも考慮しておく必要があります。
資格と実務のギャップがある
資格で学んだ内容と実際の医療機関での業務にはギャップが生じることがあります。医療機関ごとに使用するシステム(レセコン)が異なるため、入職後に実務を覚える時間が必要です。
最初の給料は低めになることがある
未経験者は実務経験がないため、最初は低めの時給からスタートすることが多いとされています。経験を積むことで昇給や正社員登用のチャンスが生まれる場合があります。
まとめ
医療事務が主婦に人気の理由をまとめます。
- 全国どこでも求人がある(転居後も活用できる)
- パート・時短勤務の求人が多い(育児と両立しやすい)
- ブランクがあっても復職しやすい(資格が証明書になる)
- 景気に左右されない安定性
- 合格率60〜70%前後で取り組みやすい難易度
育児中でも通信講座のスキマ学習で資格取得を目指せるため、「働く準備をしながら子育てをしたい」という方に適した資格といえます。
通信講座や勉強法については以下の記事も参考にしてください。
