「仕事や育児をしながら登録販売者の勉強時間を確保できるのか」という疑問は、多くの受験者が持つ悩みです。
結論から言えば、働きながらでも合格している方は多くいます。 ただし、まとまった学習時間が取れない分、スキマ時間の活用と効率的な学習の優先順位づけが合格のカギになります。
この記事では、仕事や育児と両立しながら登録販売者試験に合格するための現実的な方法を解説します。
働きながら合格できる理由
合格率は40〜50%前後で推移している
登録販売者試験の全国平均合格率は40〜50%前後です。受験者の中には、フルタイムで働きながら学習して合格した方も多く含まれています。特別な事前知識がなくても、正しい学習方法で取り組めば現実的に合格を目指せる試験です。
試験まで6ヶ月〜1年の猶予がある
試験は年1回で、8月〜12月頃に実施されます。早い段階から学習を始めれば、1日1〜2時間のペースでも十分な学習時間を確保できます。
スキマ時間で対応できる暗記中心の試験
登録販売者試験は、医薬品の成分名・作用・法律の知識などの暗記が中心です。まとまった時間がなくても、スキマ時間に少しずつ暗記を積み重ねることができます。
1日のスキマ時間を積み上げる方法
忙しい社会人・主婦の方でも、1日のスキマ時間を積み上げると思った以上の学習時間が確保できます。
| タイミング | 学習方法 | 時間 |
|---|---|---|
| 通勤・通学中(電車・バス) | 過去問アプリ・単語帳 | 30〜40分 |
| 昼休み | テキスト確認・過去問 | 20〜30分 |
| 家事中(料理・洗い物) | 音声教材・YouTube解説 | 30分 |
| 子どもの送迎待ち | スマホで過去問 | 15〜20分 |
| 就寝前 | テキスト読み・単語確認 | 20〜30分 |
| 合計 | 約2時間 |
このように積み上げると、意識的に「勉強する時間」を作らなくても1日2時間程度の学習時間を確保できます。
職種・状況別のスケジュール例
フルタイム勤務(会社員・パート)の場合
平日:通勤中30分 + 昼休み20分 + 帰宅後1時間 = 約1時間50分 休日:午前中2〜3時間の集中学習
週あたりの合計:約15〜17時間 300時間到達の目安:約18〜20週間(約5ヶ月)
平日の夜は疲れていることが多いため、帰宅後の学習は過去問演習よりも「テキストを読む」「単語帳を見る」など負担の低い方法が継続しやすいとされています。
専業主婦・育児中の場合
育児中は子どもの状況に学習時間が左右されやすいため、固定のスケジュールを組むよりも隙があればすぐ学習できる準備をしておく方法が推奨されています。
- スマートフォンに過去問アプリを入れておく
- テキストを常にリビングに置いておく
- 子どもの昼寝の時間を学習タイムに充てる
子どもの成長段階によって確保できる時間は変わりますが、1日トータルで1〜2時間を目標に積み上げることが一般的です。
ドラッグストア・薬局勤務中の場合
すでに医薬品の現場に携わっている場合、日常業務を通じて医薬品の知識が身についているケースがあります。この場合、学習の優先順位を「法律系(第4章)」と「まだ知識が薄い医薬品分野(第3章)」に絞ることで、効率よく学習できます。
職場によっては会社が研修や教材費を負担するケースもあるため、上司や人事に確認することが推奨されます。
時間が取れない日の対処法
どれだけ計画を立てても、仕事が繁忙期に入ったり体調を崩したりして学習できない日は必ず出てきます。
「ゼロにしない」意識を持つ たとえ5分でも、テキストを開いたり単語帳を1枚見たりすることで、完全に止まるよりも知識の維持につながるとされています。
週単位で帳尻を合わせる 平日にできなかった分を休日に補うという週単位の調整ができれば、学習ペースは維持できます。1日単位で自分を責める必要はありません。
直前期だけ集中する方法は避ける 第3章の成分名暗記は繰り返しの積み重ねが必要なため、直前の詰め込みでは対応しにくい科目です。早期から少しずつ触れることが重要です。
働きながら合格するためのポイント
ポイント①:試験日の半年前から始める
1日1〜2時間のペースで学習する場合、半年以上の期間が必要です。試験日が発表されたら、早期に学習を開始することが推奨されます。
ポイント②:第3章から着手する
第3章は最もボリュームが多く、時間がかかります。学習開始直後から第3章を少しずつ進めることで、試験直前に焦らなくて済みます。
ポイント③:スマホアプリを活用する
過去問アプリを活用することで、スキマ時間にも問題演習ができます。1問30秒〜1分で解ける形式のため、細切れの時間でも演習が可能です。
ポイント④:通信講座の活用も検討する
自己管理が難しいと感じる場合や、より効率的に学習したい場合は通信講座の活用も選択肢の一つです。スマートフォンで完結できる講座であれば、通勤中や育児の合間にも活用できます。
よくある質問
Q:受験する年の試験日が近づいてから勉強を始めても合格できますか? 試験まで3ヶ月を切った段階から始める場合、毎日3〜4時間の学習時間を確保できれば合格水準に届く可能性はあります。ただし、第3章の暗記に十分な時間がかかるため、3ヶ月を切ってからの場合は通信講座でカリキュラムに沿って進める方法が効率的とされています。
Q:子どもが小さく、まとまった時間が全く取れません まとまった時間がなくてもスキマ時間の積み上げで対応できます。スマートフォンの過去問アプリを活用することで、5〜10分の細切れ時間でも演習が可能です。
Q:育児休業中に取得しようと考えています 育児休業中は、子どもの生活リズムが整う時期(生後6ヶ月〜1歳前後)以降であれば比較的まとまった学習時間が確保しやすくなります。育休明け前の取得を目標に計画を立てる方も多いとされています。
まとめ
働きながら・育児中に登録販売者試験に合格するためのポイントをまとめます。
- 働きながら合格した方は多く、特別なことではない
- 1日2時間をスキマ時間の積み上げで確保できれば5ヶ月程度で到達できる
- 通勤中・昼休み・家事中の隙間時間をすべて活用する
- 第3章は早期から少しずつ着手することが重要
- 自己管理が難しい場合はスマホ完結型の通信講座も選択肢
登録販売者の通信講座や具体的な勉強法については以下の記事も参考にしてください。
